禁煙治療が4割の成功率、さて彼はどうなるのか。

友人がタバコを止めてまもなく一ヶ月。
僕の治療のススメによるものだ。

以前はこの禁煙治療に保険の適用はされなかったけれど、今年の4月から保険による治療が可能になっている。
夫婦で吸い続けていた彼にとってはこれも魅力だったらしい。

さてこの禁煙治療とは、「ニコチンパッチを貼る」事をさしているが、この成功率はおよそ四割だという。
さらに治療終了から三ヶ月後の禁煙成功率は40%程度。

治療自体は、二週間毎に計五回まで行うのだけれど、治療を受けた回数が多いほど禁煙継続率が高く、五回とも治療を受けた場合60%近くまでその達成率は向上しているとの事だ。

この治療を受けるにはブリンクマン指数でニコチン依存である事が条件となる。
一日の喫煙本数と、喫煙年数をかけた数字がブリンクマン指数で、これが200以上となる事が条件というわけだ。
たとえば、1日1箱を10年間以上ならニコチン依存となる。

僕の場合は、いきなりニコチン依存と「診断」された。
しかしその場で禁煙をはじめる事はなかった。
まずお医者様から、僕の喫煙状況についてのインタビューのような時間があり、さらに禁煙指導とかアドバイスのような事をしていただいた。
その後に、ニコチンパッチの使用方法を説明していただき、禁煙の開始日を設定したわけだ。

当日はハードなお仕事があったことから、開始は翌日にした。
ニコチンパッチを貼る場所は、腕やおなかなどで、ゆっくりとニコチンを吸収させてゆく。

禁煙の経験があれば判るが、ニコチンが急に減るとイライラしたり、頭が痛くなったりぼーっとしたりする、この様な離脱症状を抑えるわけだ。

最初は大きな、このニコチンパッチは段階的に小さくなり、しなくなっても平気になったら禁煙成功。

当時は、保険適用外だったから4万円以上かかったけど、今は3割負担で1万2千円とか。

日本禁煙学会ホームページでは、保険が使える病院を都道府県別に紹介している。

彼の一ヶ月目は7月25日。この日に続いていたなら美味しいものを食べに行こうと誘ってあるのだが、果たしてどうなるか、自分のことのように楽しみだ。